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『帰ってきたヒトラー』笑えるけど、笑いごとじゃない!?鑑賞後の感想

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世界中を沸かせた〔超問題アリ〕ベストセラー 恐れを知らぬ映画化!

安心してください。大人には危険ですがお子様には楽しいコメディです 😆

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ギャップに笑い、まっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う―。

歴史上〈絶対悪〉であるヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるという大胆不敵な小説が2012年にドイツで発売。絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げた。その世界41カ国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説が、まさかの映画化!ドイツではディズニーの大ヒットアニメ『インサイド・ヘッド』を抑えて第1位を獲得した。

主役を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは違う予測不能な結末は、一大ブームを巻き起こした。

第二次世界大戦から70年が経ち、全てが変わった現代社会で、あの頃と変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップに笑い、かつて熱狂的に支持されたままの、誰よりも愛国心に富んだまっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失っていく現代の人々の危うさ―。そうきっとスクリーンの前で笑っているあなたも。

モラルと背徳の狭間ギリギリの危険なコメディ、あなたの〈足元〉がグラつく。

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あらすじ

ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。

リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉で、70年前と全く変わっていないことを。

そして、天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを―。

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試写会の感想

天変地異や環境問題、少子化や格差問題、数多くの不安が世の中にあふれている昨今、とりあえず住む場所、食べるものは満たされてはいるが、漠然とした不安を抱え焦燥感にかられる。

私たちの不安、不満に対して政治家が解決してくれると思っている日本人は数少ないだろう。

ドイツもしかり・・・

現在のベルリンにタイムスリップしてきたヒトラー。巧みな話術のお笑い芸人としてドイツ国民を魅了する。

ヒトラーの言動や行動のズレが笑ってしまう。しかし見ているうちに違和感を感じてくる。

現在ドキュメンタリー的なインタビューや政治批判…笑えない!ブラックだ!

そしてカリスマヒトラーの魅力に取り込まれていく人々・・・今、現在に頼れるべき指導者がいないのは、日本も一緒とは思うが、どんなに素晴らしい思想を持った指導者が現れたとしても、独裁主義国家になるのだけは嫌だ。

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監督:デヴィッド・ヴェンド

出演:オリヴァー・マスッチ  ファビアン・ブッシュ  クリストフ・マリア・ヘルプスト  カッチャ・リーマン

原作:「帰ってきたヒトラー」ティムール・ヴェルメシュ著(河出文庫 訳:森内薫)

原題:Er ist wieder da

©2015 Mythos Film Produktions GmbH & Co. KG Constantin Film Produktion GmbH Claussen & Wöbke & Putz Filmproduktion GmbH

配給:ギャガ

公式webサイト:gaga.ne.jp/hitlerisback

6月 TOHOシネマズ シャンテ 他

ディノスシネマズ札幌劇場で6/17公開

Writer Profile

まっき
多感な乙女の時期にヌーヴェルバーグ、イタリアチネッチタ、ブリティッシュニューウェーブと、西欧にどっぷりはまる。カルトB級大好物の歴史を経て、今に至る。現在は好き嫌い無しの、雑食系に推移しております。
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