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『シチズンフォー スノーデンの暴露』本物のスノーデンが驚くべき事実を訴えるドキュメンタリー 試写会後の感想

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シチズンフォー スノーデンの暴露  原題:Citizenfour

米国政府のスパイ行為を告発した男、エドワード・スノーデン。
世界を震撼させたスノーデン事件の全ての記録(ドキュメント)――。

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あらすじ

ドキュメンタリー映画作家ローラ・ポイトラスに重大な機密情報を持っているとコンタクトしてきた者がいた。コードネームは、CITIZENFOUR。2013年6月、香港でのインタビューに現れたのは当時29歳の元CIA(中央情報局)職員、エドワード・スノーデン。彼の暴露、それは、米国政府は世界の要人だけでなく、一般国民の電話、インターネット等を傍受しスパイ行為を行っているという驚愕の真実だった。
インタビューを敢行したポイトラス監督は、本作でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞、そして、もう一人のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドのガーディアンへの寄稿はピューリッツァー賞に輝いた。世界を駆け巡った“スノーデン事件”の始まりとその真相、母国(アメリカ)に戻れなくなった彼の亡命までを追った衝撃作。

予告動画

試写会の感想

現在もロシアに亡命しながら、ネットを通じて世界中にアメリカ国家の国民の監視状態を訴え続けているエドワード・スノーデン氏は2016年6月4日には、東京大学(本郷キャンパス)で行われたシンポジウム「監視の“今”を考える」にも出席。個人情報の大量収集が市民社会にもたらす影響や、近年の日本政府による情報コントロールの危険性について鋭く語ったという。 スノーデン氏は日本通としても知られている。

『9.11以降、テロ対策やセキュリティの名目で監視が強化され、“隠すことや悪いことをしていなければ、怖れる必要はないでしょう”と、政府は説明して、私たちにプライバシーを差し出せというわけですが、結果、テロに関係ないであろう弁護士やジャーナリスト、人権活動家、さらにドイツのメルケル首相までが盗聴の対象になっている』

『NSAは大手IT企業のサーバーに直接アクセスできるので、ネットで誰が何を検索したか、携帯で誰と話し、どこへ移動したか、すべてのデータが蓄積され、無差別の監視が可能です』 亡命中のエドワード・スノーデン氏『日本は危機的な状況では?』〜livedoor NEWS

2014年製作の本作の日本上映が2016年と、上映までとても時間がかかっているが、現在も精力的に活動を続けるスノーデン氏の『スノーデン事件』について、スノーデン氏自らの語りが収められている緊張感溢れる映像を観ることができるのは貴重な体験だ。

インターネットがグローバルなメディアである以上、日本に住む我々はもちろん、世界中の人々が米国政府の監視活動から無縁でいられない。政府による安全保障のための手段である監視を完全に否定する人はそれほど多くないだろう。しかしプライバシーの侵害は自由を奪うことになる。

インターネット普及により世界が新しい時代へ移行している現代、スノーデン氏が全世界に自身の人生を賭けて我々に訴え続けている功績は大きいだろう。スノーデン事件に詳しくない方には特に観てほしい映画です。

評価

★3.5

スタッフ キャスト

スタッフ

製作総指揮 スティーブン・ソダーバーグ
製作 ダーク・ウィルツキー
監督: ローラ・ポイトラス

キャスト

エドワード・スノーデン/ローラ・ポイトラス/グレン・グリーンウォルド/ユーウェン・マカスキル/ウィリアム・ビニー

 

6月11日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

7月9日(土)札幌 シアターキノで公開

作品データ

上映時間 114分 製作年 2014年 映倫区分 G 製作国 アメリカ・ドイツ合作 配給 ギャガ・プラス 提供 ギャガ 松竹  受賞歴 第87回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞映画賞 公式サイト

©Praxis Films

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