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『92歳のパリジェンヌ』10月29日公開 試写会の感想

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フランス元首相の母の実話から生まれた感動作!92歳のパリジェンヌが選んだ、“美しい人生”とは──?

INTRODUCTION 
「今まで本当にありがとう。素晴らしい人生だわ」。92歳のバースデーパーティの席で、主役のマドレーヌのスピーチは感謝の言葉から始まった。

だが、その後に続いた宣言に耳を疑う家族。「2か月後の10月17日に私は逝きます──」動揺する娘、怒りだす息子、一緒にいてと懇願する孫。
家族の波乱の日々が始まるが、母を説得しようと会話を重ねるうちに、娘は次第に母の生き方やその強さに心を動かされていく。刻々と近付く“その日”を迎えるまで、マドレーヌと娘が過ごした日々とは──?
LA DERNIÈRE LEÇON

2002年、リオネル・ジョスパン仏元首相の母親ミレイユが、自らの人生を終える日を決め、それを実行。この92歳のパリジェンヌの“決断”が、フランスに大きな波紋を投げかけた。その後、彼女の娘であり作家でもあるノエル・シャトレが母の決断を綴った「最期の教え」を出版、 “美しい死を選ぶという生き方”に多くの人々が心を動かされた。以来、殺到する映像化のオファーをすべて断っていたノエルだが、10年後に再び届いた申し出を“時が来た”と快諾、ついに映画化が実現したのだ。

LA DERNIÈRE LEÇON

STORY

かつては助産婦として活躍し、今は子供や孫にも恵まれ、ひとり穏やかな老後を過ごしているマドレーヌ。まだまだ元気な彼女だが、気がかりなのは、数年前からノートに書き記している「一人でできなくなったことリスト」の項目がどんどん増えていること。そんな中で迎えた92歳の誕生日、お祝いに駆けつけた家族に対して彼女は驚くべき発表をする。皆に迷惑をかける前に、自らの手で人生に幕を下ろす決意をしたというのだ。絶対反対を唱える家族たちと、決して揺るがないマドレーヌの意志。しかし限られた日々の中で、家族たちはマドレーヌの想い、そして彼女の生きてきた人生と触れ合っていき――。

LA DERNIÈRE LEÇON

試写会の感想

「病気のデパートよ」「寝たきりで病院に居るよりもピンピン・コロリと死ぬのが理想」と明るく語っていた病気がちだった母が一年半前、ある意味望み通りに突然逝ってしまった。
まだまだ一緒に居たかった、話がしたかった、甘えたかった。親子喧嘩したと言う友人の話しに羨ましさ、やるせなさを感じる。

自分自身で旅立つ日を決めた母親とその家族の物語。母に突然宣言された家族は皆、狼狽え受け入れられない。
強い意思を持っている母を理解し受け入れようとする娘。そこには深い愛情と絆がある。

「安楽死」日本では認められていない、フランスもそうである。しかしスイス、オランダ、ベルギーなど、不治の病に伴う耐え難い痛みなどがある場合など条件の元に認められている国もある。

主人公の女性は病に伏せているわけではない、身体の自由が利かなくなってきたら、自から人生を終わらせる事を選択した。その考えに行き着くには彼女の意思と信念を持った人生に由来している。

母の死の痛みがまだ残る私には辛く感じる作品だが、人間の尊厳や自からの終末を深く考えさせられた。

10月29日(土) シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー、札幌シアターキノで公開

公式webサイト: http://gaga.ne.jp/92parisienne/

CAST
サンドリーヌ・ボネール:ディアーヌ
マルト・ヴィラロンガ:マドレーヌ
アントワーヌ・デュレリ:ピエール
ジル・コーエン:クロヴィス
グレゴアール・モンタナ:マックス
ザビーネ・パコラ:ヴィクトリア

STAFF
監督:パスカル・プザドゥー
脚本:パスカル・プザドゥー、
脚本:ロラン・ドゥ・バルティーヤ
原案:ノエル・シャトレ「 最期の教え」
音楽:エリック・ヌヴー
撮影:ニコラ・ブルネー
編集:シルビー・ガドマー
美術:ローラン・アヴワン
衣裳:シャーロット・ベータイロール

英題:The Final Lesson
2015 年/ フランス/ フランス語/ 106 分/ カラー/ ビスタ/ 5.1ch
配給:ギャガ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
(C) 2015 FIDELITE FILMSWILD BUNCHFRANCE 2 CINEMAFANTAISIE FILMS.

Writer Profile

まっき
多感な乙女の時期にヌーヴェルバーグ、イタリアチネッチタ、ブリティッシュニューウェーブと、西欧にどっぷりはまる。カルトB級大好物の歴史を経て、今に至る。現在は好き嫌い無しの、雑食系に推移しております。
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