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未来を花束にして 原題 Suffragette 試写会の感想。1月27日公開

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未来を花束にして:原題 Suffragette

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ひとりの平凡な母親が参政権運動の中に見い出したもの。  
それは未来への希望だった。

 

解説

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1912年のイギリス。ロンドンでは、当時の政権に対して女性の選挙権を要求する運動が先鋭化していた。50年に及ぶ平和的な抗議が黙殺され続け、カリスマ的リーダーであるエメリン・パンクハーストが率いるWSPU女性社会政治同盟)は、言葉より行動をと過激な抗争を呼びかけていた。その一方で人を傷つけないことを方針のひとつとする穏健派も存在した。現代社会の深刻な問題となっているテロ行為とは一線を画す、理性に拠る活動だったことが知られている。階級を超えて連帯した女性たちの願いはやがて大きなムーブメントとなり社会を変えていった  。実話に基づく本作は、そんな女性たちの勇気ある行動を描出した感動作だ。

 

あらすじ・ストーリー

1912年、ロンドン。劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫サニーと幼い息子ジョージの3人で暮らしている。
ある日、洗濯物を届ける途中でモードが洋品店のショーウィンドウをのぞき込んでいると、いきなりガラスに石が投げ込まれる。女性参政権運動を展開するWSPU女性社会政治同盟)の行動の現場にぶつかったのだ。それが彼女とサフラジェットとの出会いだった。
同じ頃、女性参政権運動への取り締まりが強化され、アイルランドでテロ対策に辣腕をふるったスティード警部が赴任してくる。彼は歴史上初となるカメラによる市民監視システムを導入し、無関係だったモードもターゲットの1人として認識されてしまう。
やがてモードに大きな転機が訪れる。下院の公聴会で証言をすることになったのだ。工場での待遇や身の上を語る経験を通して、初めて彼女は違う生き方を望んでいる自分を発見する。けれども法律改正の願いは届かず、デモに参加した大勢の女性が警官に殴打され、逮捕された。そんな彼女たちを励ましたのが、WSPUのカリスマ的リーダーであるエメリン・パンクハーストの演説だった  。

 

未来を花束にして 予告編

 

試写会・鑑賞後の感想

本作品の原題でもある『Suffragette』は、婦人参政権協会全国同盟National Union of Women’s Suffrage Society(NUWSS)と呼ばれる穏健な運動『サフラジストsuffragist』に対して、女性社会政治同盟Women’s Social and Political Union(WSPU)はサフラジェットSuffragettetと言う、前者に対して戦闘的な運動を展開したため名付けられた団体。本作品はサフラジェットSuffragettetに触発された女性の物語だ。邦題の『未来を花束にして』と原題とのギャップに違和感はあるが、素晴らしい作品で、高いハードルを越えながら諦めず、目的を達成する志の高い女性達の姿に感動する。女性だけでなく、自分の権利と自由を実現しようと立ち上がっている様々なマイノリティな立場の人々に見てほしい作品。

スタッフ

  • 監督:サラ・ガブロン
  • 製作:アリソン・オーウェン フェイ・ウォード
  • 脚本:アビ・モーガン
  • 撮影:エド・グラウ
  • 音楽:アレクサンドル・デプラ
  • 美術:アリス・ノーミントン
  • 衣装デザイン:シュテファニー・ビーカー
  • 編集:バーニー・ピリング

キャスト

  • キャリー・マリガン
  • ヘレナ・ボナム・カーター
  • ブレンダン・グリーソン
  • アンヌ=マリー・ダフ
  • ベン・ウィショー
  • メリル・ストリープ

公開日

2017年1月27日から公開

公開劇場

  • TOHOシネマズ シャンテ他全国劇場でロードショー

北海道内公開劇場

  • シアターキノ

作品データ

  • 上映時間 106分
  • 製作年 2015年
  • 製作国:イギリス
  • 映倫区分 
  • 配給 ロングライド
  • 公式サイト 未来を花束にして
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