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勘違い家族の珍道中「美しい星」リリー・フランキー 亀梨和也 5月26日公開

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監督:吉田大八 ★ 原作:三島由紀夫
ミシマの異色小説を現代設定に大胆脚色。平凡な家族が、宇宙人に【覚醒】!?

 

作品紹介

『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞および最優秀作品賞を受賞した吉田大八監督の最新作。
原作は三島由紀夫が1962年に発表した、ミシマ文学のなかでは異色の【SF】小説。現在54刷45万部のロングセラー作品です。
学生時代に読んで以来映画化を切望してきた吉田大八監督は映画化にあたり、舞台を現代に極めて大胆に脚色致します。

主人公の父・重一郎にはリリー・フランキー、長男・一雄には亀梨和也、長女・暁子には橋本愛、そして母・伊余子には中嶋朋子がキャスティングされました。
世界救済を大真面目に企図する勘違い家族の珍道中。愛すべきその大奮闘をご期待下さい。

ストーリー

“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎、野心溢れるフリーターの息子・一雄、美人すぎて周囲(まわり)から浮いている女子高生の娘・暁子、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子。
そんな大杉家が、ある日突然、火星人、水星人、金星人、地球人として覚醒。“美しい星・地球”を救う使命を託される。目覚めた彼らは生き生きと奮闘を重ねるが、やがて世間を巻き込む騒動を引き起こし、それぞれに傷ついていく。なぜ、彼らは目覚めたのか。本当に目覚めたのか―。

試写会の感想

1960年代なら、若松プロが映画化していたような強い匂いを放ちながらも、現代の舞台設定に変え、また家族の絆が作品のテーマに出来たのは、吉田大八監督の力量だ。

主役のリリー・フランキーがもともと持つアングラ感と現代的なテイストが、本作の世界観を確たるものにしたようにも感じる。立派な人間ではないとしても、人は生きている間、正義・常識・愛について少なからず悩まぬものはいないだろう。
また本作のタイトルにもある、その「美しい」とはどういうことなのか?各自の価値観の数だけその「美しさ」という基準があるのではなく、不変な「美しさ」というものが、全宇宙的にあるのか無いのか?

妄想と現実が交差し、疾走感あるストーリー展開と映像で、観客はその壮大なテーマについての議論を交わすテーブルに連れて行かれる。

豪華な出演陣目当てに劇場に足を運んだ観客は、本作鑑賞中にその不思議な世界観に戸惑いや不快感を抱くものがいると思うが、そこも監督の想定内なのかもしれない。

マニアックだが観客層の裾野は広く、海外での評価も楽しみな作品だ。

『美しい星』予告

札幌シネマフロンティア、ディノスシネマズ札幌で5月26日から公開

製作/キャスト

監督: 吉田大八
キャスト:リリー・フランキー/亀梨和也/橋本愛/中嶋朋子
【脚本】吉田大八/甲斐聖太郎
【原作者】三島由紀夫『美しい星』(新潮文庫刊)
配給会社 ギャガ 上映時間127分
公式サイト http://gaga.ne.jp/hoshi/
(C)2017「美しい星」製作委員会

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