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ボストンマラソンのテロ、犯人特定から逮捕までの102時間 奇跡の実話「パトリオット・デイ」6月9日公開

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<作品紹介>

50万人の観衆で賑わう、ボストンマラソン を襲った爆弾テロ。犯人特定から逮捕まで の驚くべき102時間を描く、奇跡の<実 話>! 主演はアカデミー賞作品常連のマーク・ウォールバーグ。
3度目となるピーター・バーグ 監督とのタッグは、2016年のナショナル・ ボード・オブ・レビューでスポットライト賞を受 賞し、いまハリウッドで最注目のコンビとなっている。ほかにケヴィン・ベーコン、ジョン・グ ッドマン、J・K・シモンズら、ハリウッドきっての実力派俳優たちが集結!

<ストーリー>

2013年4月15日。殺人課のトミーは朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。オリンピックの次に歴 史の深いこのマラソン大会は、毎年祝日の“愛国者の日”に開催され、117回目を迎えるこの日も50万人の観衆で賑わっていた。次々と走者がゴールインする中、トミーの背後で突如大爆発が起こる。歓声は悲鳴に変わり、逃げ惑う人々と折り重なって倒れる負傷者で現場はパニックとなった。到着したFBIのリックは、現場に散乱した金属片を見ると「これはテロだ」と断言。テロだとFBIに管轄が移ることに。やがて監視カメラに映る不審な人物が容疑者として浮上し、事件はアメリカ全土を揺るがす緊迫の事態へと発展していくのだった…。

試写会の感想

ボストンマラソン中の爆破テロは2013年の事件。アメリカはボストンであったテロ事件を痛ましいと思いながらも、真剣にニュースをチェックしていなかった。何故この事件が起きたのか?どのような捜査で容疑者が浮上し、そして逮捕されたのか?詳しい事情を知ることも無く事件を頭の中で風化させていた。

事件が起きる前のマラソンランナーと、観客のお祭り騒ぎ、そして爆破された瞬間と観客席のパニック状態。しかし爆発が起きた後も走り続けようとする呆れたランナー達。爆破で傷ついて道路に倒れた方、亡くなった方、吹き飛ばされた腕や脚がゴロゴロと地面に広がり、周囲は血で覆い尽くされた…驚くような惨劇にショックと恐怖で涙が出た。事件の詳細を何も知らなったことに、いたたまれない気持ちになった。

この記事を書いている数日前にも、イギリス・マンチェスターのコンサート会場で自爆テロが起き20名以上の方が亡くなった。テロはいつも何処かで起きている。単独か2~3名の「ローン・ウルフ」と呼ばれるテロリスト達。ごく普通で警察のマーク外である若者達が、TwitterやFacebookで勧誘、洗脳されてテロリストとなっていく。世界でテロと隣り合わせで生きねばならない時代となった。彼らは常に西側諸国と経済格差や不公平に怒りを持ち、ネガティブな感情を憤慨させて、他人を殺戮することで憂さを晴らししている。

ボストンマラソン爆破はIS国にのめり込む兄弟の犯行とニュースでは知っていたが、犯人のプロファイルをする、FBIと地元警官との協力の賜物で犯人像が浮上したことや、犯人の逃走と更なる犯行を映画の中で知る、ドキュメンタリー仕立ての驚きの実録映像だ。また全てのイスラム教徒が悪とならないための配慮が劇中で観られる。それは製作側のイスラム社会への敬意だろう。

監督のピーター・バーグは、4月公開の「バーニング・オーシャン」でも、主演のマーク・ウォールバーグとタッグを組み、人災パニック映画を製作しているが「パトリオット・デイ」は、今そこにあるテロの危機や、逃走する犯人への追跡劇と、映像の迫力は上回っている。またラストでは当時の関係者や被害者の証言映像がある。

私達が普通に生きれることの幸せ、当たり前に生きていることの素晴らしさを改めて実感する。ボストンマラソンの爆破テロで何があったのか、その真実を知ってほしい。

映画『パトリオット・デイ』予告

道内公開劇場

  • ユナイテッド・シネマ札幌
  • 札幌シネマフロンティア
  • イオンシネマ小樽

キャスト/製作

出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン

監督:ピーター・バーグ  脚本:ピーター・バーグ、マット・クック、ジョシュア・ゼトゥマー

製作:スコット・ステューバー、マーク・ウォールバーグ、ハッチ・パーカー、マイケル・ラダッツキー

撮影監督:トビアス・A・シュリッスラー

プロダクションデザイン:トム・ダフィールド

音楽:トレント・レズナー&アティカス・ロス

原題:PATRIOTS DAY /2016年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/2時間13分

日本語字幕:松崎広幸 PG12

公式サイト:www.patriotsday.jp

宣伝協力:アニープラネット

配給:キノフィルムズ

© 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

Writer Profile

佐藤友美
佐藤友美
全ての映画の記事編集をしています。札幌の某コミュニティFM局で、生放送の映画紹介コーナーを経て映画ライターに転身。現在AIR-G' FM北海道brilliant days月に一度のペースで最新映画紹介で出演中。HMRライターでは映画鑑賞率が最も高く記事は最多です。