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「TAP -THE LAST SHOW-」水谷豊 構想40年タップへの夢 6月17日 公開

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ショウビジネスの光と影、成功と挫折、華やかなスポットライトと受け継がれる魂。

 

作品紹介

タップダンス――それは足音で奏でる極上のエンターテインメント。そこには言語の壁も、文化の壁も超えた、圧倒的で純粋な感動がある。
だが、ショウビジネスの世界はダンスだけで食べてはいけない厳しい現実もある。
この光と影を一つの物語に紡ぎだしたのが、水谷豊。40年前より想い続けたタップへの夢を、初監督という挑戦とともに一本の映画として完成させた。
舞台に立つ若手ダンサーは大規模なオーディションによって選び抜かれた本物のダンサーたち。
タップダンスの監修振付は、日本のタップダンス界を牽引するHIDEBOH。
「ショウ」と「映画」、いま新たな「世界」が生まれようとしている。『TAP -THE LAST SHOW-』

ストーリー

1988年12月24日東京「THE TOPS」
ステージに置かれたドラム缶の上で、若い男が激しいタップを踏んでいる。男は、宙高くジャンプするも着地に失敗。落下の際に倒れたドラム缶の下敷きになり、左足に大怪我を負う。これが天才タップダンサー・渡真二郎(水谷豊)の、ラスト・ショウとなった……。

それから、約30年後。
ダンサー引退後も、振付師としてショウ・ビジネスの世界に身を置く渡だが、酒に溺れ、自堕落な日々を過ごしていた。ある夜、渡のもとを旧知の劇場オーナー・毛利喜一郎(岸部一徳)が訪れた。約半世紀の歴史を誇る劇場「THE TOPS」も、時代の流れとともに客足が遠のき、いよいよ看板を降ろすことに。その最後を飾るショウの演出を、盟友の渡に依頼しに来たのだった。気乗りのしないまま、とりあえず参加したオーディションの途中で、席を立った渡の足を引き止めたのは、ある青年のタップの音だった。MAKOTO(清水夏生)の踏むプリミティブなパワーに溢れたリズムに、渡の止まっていた時間が再び動き始めた……。
錆びついた過去の栄光に浸るのではなく、これからトップに昇り詰めようという夢にやみくもな情熱を注ぐ、若手ダンサーとのパワフルで自由な舞台制作に意欲を燃やす渡。MAKOTOをはじめ、渡の厳しいオーディションを勝ち抜いたRYUICHI(HAMACHI)、MIKA (太田彩乃)、YOKO(佐藤瑞季)に、JUN(西川大貴)も加わって、「ラスト・ショウ」に向けて、ハードなレッスンが始まった。ステッキが折れてしまうほど常軌を逸し、気迫に充ちた渡の過激に加速していく特訓に耐え、若きダンサーたちは恋人や家族、人生さえも投げ打つ覚悟でひたすらタップを踏み続ける。
究極の師弟関係は、ステージを降りて、それぞれに苦悩を抱えた若者たちの人生にも変化をもたらしていく。恋人・華(北乃きい)との将来に自信が持てないナイーブなMAKOTOの心に、シビアなショウ・ビジネスの世界でしぶとく生き抜いてきた渡の言葉は、灯りをともした。
一方、未知の可能性に輝くMAKOTOのタップは、渡を新しいステージに押し上げる。伝説のダンサーは、今この場所で再び自分らしい生き方を、自分の体験を次の世代へ継いでいく指導者としての夢を、見出しはじめていた。ショウに懸ける想いをひとつに、渡たちはまだ誰も見たことのない世界へと挑もうとしていた―――。

2017年5月28日東京「THE TOPS」
幾多のトラブルを乗り越えて、遂に迎えた最後の夜。今ひと際輝く、不世出のアーティスト・渡がステージを見守る中、「ザ・ラスト・ショウ」の幕が上がる。

  

試写会の感想

水谷豊が、長年温めていた自らの企画を初監督ということで期待して劇場へ向かいました。僕にとっての水谷豊は「相棒」ではなく、「バンパイア」や「熱中時代」、「熱中時代刑事編」、「事件記者チャボ」(古すぎっ!)。しかし、水谷豊が約40年間温めてきた企画ということですが、厳密に言うと、どの時代のどんなタイミングでこの企画を考えついたのかを考えながら鑑賞しました。

大スターになる直前に、タップダンサーとしては致命的な足の大怪我をしてしまった、伝説のタップダンサーとその仲間が、残りの人生を才能がある次世代のタップダンサー育成にかけていくのだが、その若手タップダンサー達が一般社会では生きていけないような、はみだし者達なのが本当にうれしい。タップダンスをどんなことより最優先するという「常識」を守れるなら、彼らは受け入れられる。そして、ステージで輝けることがタップダンサーとしては最も求められる。新人の頃から演技対してとてもストイックな役者だと言われている水谷豊だが、未だ最前線で人気を博す役者として、舞台に立つという事への強烈な拘りが感じられる迫真のその演技が、本作では演技を超えたドキュメンタリーのように感じられた。

『TAP -THE LAST SHOW-』特別予告編

TAP -THE LAST SHOW- 6.17[SAT] ROADSHOW

道内公開劇場
・ディノスシネマズ札幌劇場
・ディノスシネマズ旭川

キャスト

・水谷 豊
・北乃きい / ・清水夏生
・西川大貴 ・HAMACHI ・太田彩乃 ・佐藤瑞希 ・さな
・六平直政 / ・前田美波里
・岸部一徳

製作

監督:水谷 豊
撮影監督:会田 正裕 脚本:両沢 和幸 音楽:佐藤 準
タップダンス監修振付:HIDEBOH

上映時間 133分
配給:東映
オフィシャルサイト
©2017 TAP Film Partners

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