北海道の映画関連情報と最新映画情報・映画レビューを発信するサイト

舞台は湘南・鎌倉―。女子高生たちが起こすキセキ「きみの声をとどけたい」8/25公開

Pocket
LINEで送る

 

作品概要

『時をかける少女』『ちはやふる』のマッドハウスが贈る劇場用オリジナルアニメーション

誰しもが持っている”声”。
その“声”にはメールやSNSなどにはない”力”がある―
そんな”声”の力を今の時代だからこそもう一度信じてみたい。本作『きみの声をとどけたい』はそんな想いから制作を開始しました。
主演には2016年8月にオーディションを勝ち抜いた新人声優ユニットの“NOW ON AIR”の6人と三森すずこがあたります。
制作には『時をかける少女』『ちはやふる』のマッドハウスが担当。
この夏、高校生たちが起こす小さな”キセキ”をぜひ劇場で体感してください。

ストーリー

「言葉にはね、タマシイが宿っているんだよ。コトダマって言ってね-。」

海辺の町、日ノ坂町に暮らす高校生の行合なぎさは、小さい頃に祖母から聞かされた”コトダマ”の話を今も信じていた。願い続ければきっと叶う。悪いことばかり口にしていると、それが現実となって自分に帰ってきてしまう。それがコトダマなのだ。なぎさには3人の幼なじみがいる。ラクロス部仲間のかえで、お菓子作りが得意な雫、そして今は別の高校に通う浜須賀家のお嬢様の夕。でも、かえでと夕は顔をあわせるといつも口論になってしまう。なぎさは、かでのことは好きだけれど、キツい言葉を使って口論するかえでのことは苦手。それがストレスにもなっていた。

ある日、なぎさは使われていない喫茶店アクアマリンに入り込んでしまう。その一角にあったのはミニFMステーションの設備。出来心からDJの真似事をしてしまうなぎさ。ほんの遊び心だったが、偶然にもなぎさの“声”は放送されていたのだ。

その声を聞いていたひとりに矢沢紫音がいた。紫音は、母の看病のため日ノ坂町を訪れていたのだった。そして、なぎさはかえでと雫、紫音と一緒にミニFM・ラジオアクアマリンからの放送を本格的に始めることになった。8月に入り、ラジオ番組に詳しい中原あやめと、作曲ができる琵琶小路乙葉も加わりさらに、本格的になっていくラジオアクアマリン。ところがある日、アクアマリンが取り壊されてしまうことが明らかになる-。

 

試写会の感想

ストーリーの中で重要な役割を担うラジオという媒体にいまいちど新鮮さを感じられた。
主人公のなぎさはコトダマを信じる女の子。口に出した言葉は、願いは現実になり、悪い言葉は自分に返ってくると信じている。時には言葉の色や形まで見えてしまう時もある。

ある日迷い込んだ古い喫茶店。小さなFMラジオの放送局だったという。ある理由から、なぎさと仲間たちはラジオ放送を始めることになる。夏休みの間だけの、少女たちの思いを運ぶラジオ番組がスタートした。

登場人物の少女たちは可愛らしくてそれぞれが個性的だ。なんの経験もない少女ふたりだけで始めたラジオ放送は少しずつメンバーが加わり、人々の助けもあってだんだんとよりよい形を成してくる。

気の合う仲間と日々集まって、目的あって何かをするのは宝のような時間だろう。映画の中でも夏休みの間の短い期間となっている。観る人はそれぞれの青春時代を思い出すかもしれない。楽しい時間は思い返せばあっという間で、一時的なきらめきだったことに後で気づくものだ。

劇中に流れる歌声も秀逸だった。個人的にはある少女の母の子守歌の歌声が特に印象的だった。オーディションで選ばれた若い声優さん達の歌声も素晴らしい。ストーリーとリンクする歌詞のメッセージにも心打たれた。

海辺の町の美しい景色もまた夏にふさわしい。どこの街がモデルなのかと気になる方もいるかもしれない。主人公なぎさが何かと訪れる寺は神奈川県藤沢市に実在する龍口寺だという。気の良い人々の生活する商店街も、鎌倉に存在する。8月最初の土日には、寺から商店街にかけて竹灯籠が灯されるという。

ラジオで悩みや戸惑いを漏らす日もあれば、友達を助けたい、励ましたいという思いやりの気持ちを伝える時もある。少女たちの純粋な思いは街を伝わり人々の心を動かしてゆく・・・

若い方も、そうではない方も何かに一生懸命になりたくなるかもしれない。それぞれが青春へ思いをはせるような、夏のさわやかなストーリーだった。

 

映画『きみの声をとどけたい』、「龍の口 竹灯籠」との連動企画

湘南・鎌倉を舞台にした、劇場長編アニメーション映画『きみの声をとどけたい』は、映画に登場する龍口寺の「龍の口 竹灯籠」との連動企画として、2017年8月5日(土)、6日(日)の2日間、江ノ島駅と腰越駅から龍口寺に続く商店街にオリジナルデザインの竹灯籠を設置いたします。

本企画は、映画『きみの声をとどけたい』に登場する龍口寺(神奈川県藤沢市)で毎年行われている「龍の口 竹灯籠」の開催期間である2017年8月5日(土)、6日(日)の2日間に、同じく映画の舞台となった、龍口寺から続く商店街(神奈川県藤沢市、鎌倉市)にも竹灯籠のあたたかい灯りを灯し、街の活性化につなげていくことを目的に実施いたします。設置する竹灯籠は、鎌倉高校の皆さんにも製作を協力いただき、一つひとつ心を込めて製作いたします。

オリジナルデザインの竹灯籠は、映画にちなみ、「コトダマ」をイメージしたものです。竹灯籠を設置するのは、江ノ島駅と腰越駅から龍口寺に続く商店街で、商店街の中を江ノ島電鉄(以下江ノ電)の車両が走る、江ノ電沿線では唯一の区間も含みます。

今回は、商店街に竹灯籠が立ち並ぶほか、龍口寺境内および腰越駅へと続く商店街の中に、竹灯籠で作られたアーチのオブジェも登場します。あたたかい灯りの中を走る江ノ電の姿は、江ノ電ファンのみならず必見です。

また、映画のストーリーにちなみ、叶えたい想いを「コトダマメッセージ」として募集し集まった30名の「コトダマメッセージ」が刻まれた、世界で一つだけの竹灯籠も並び、商店街を彩ります。皆さまの想いが込められた竹灯籠で照らされる商店街と、その中を走る江ノ電はここでしか見ることができません。龍口寺に5,000基の竹灯籠が並ぶ「龍の口 竹灯籠」の壮大な景色とともに、エリア一帯の幻想的な風景をお楽しみください。

<竹灯籠設置概要>
日時:2017年8月5日(土)、6日(日) 18:00~21:00(点灯時間)
場所:龍口寺から続く商店街(江ノ島電鉄線 江ノ島駅~腰越駅間)
アクセス:江ノ島電鉄線 江ノ島駅/腰越駅
竹灯籠設置本数:約150本

『きみの声をとどけたい』本予告

『きみの声をとどけたい』特報

 

『きみの声を届けたい』

8/25(金)札幌シネマフロンティア、シネマトーラスにて公開

監督:伊藤尚往
声の出演:片平美那、田中有紀、岩淵桃音、三森すずこ
主題歌:映画 きみの声をとどけたい ED/NOW ON AIR
上映時間:94分
オフィシャルサイト
配給:東北新社
(C)2017「きみの声をとどけたい」製作委員会

Writer Profile

kana
kana
フランス語講師。映画大好き、書くのも好きなのでHMRライターへ立候補。
仕事柄プライベートではフランス作品の鑑賞に偏りがちですが、様々なジャンルをバランスよく観たいです。子供の頃、若い頃はSFやアクション系が好きでしたが、近頃は人間ドラマ重視の作品により惹かれます。
おすすめ
記事がありません